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【現場レポート】三協アルミ工場見学で探る「品質」の裏付け

  • 2025年12月12日
  • 読了時間: 8分

11月中旬、光栄なことに富山県の三協アルミ様の

工場見学にご招待をいただきました。


BracEがアルミ工事の施工を専門とする関係上、

以前よりファンであった三協アルミ様の工場見学には非常に興味津々で、

より自信を持って製品をご提案できるよう、

自らの目で検証したいという思いもあり

二つ返事でお招きにあずかることとなりました。


アルミ建材は冷たく無機質ではありますが、

高い技術力と熱意を持った人の手で作られていると伺っています。

カタログには書かれていない製造過程、品質管理、企業様が持つ技術哲学は

やはり実際に知らなければお伝えすることはできません。


本日はその裏側を少しだけご紹介させていただこうと思います。


三協アルミ福野工場の外観
三協アルミ 福野工場。射水工場で作られた材料を元に最終的なエクステリア製品の製造を行っています。


 工場内は撮影禁止となっておりましたので、本レポートは文字が中心となっています。

※ また、本記事では三協立山株式会社様の展開されている建材事業及びマテリアル事業関連での

  製造工場を複数見学させていただいた内容となっていますが、

  名称はエクステリア建材メーカーとしての「三協アルミ」で統一しています。



■三協アルミの「技術力」と「職人技」の融合



どうやって色を塗っているの?


アルミ建材の色は、シルバーブラウンブラックなど

メーカーは違っても似たような色味が多いですよね。 色ムラもなく均一に塗られたアルミ建材が

どうやって着色されているのかご存知でしたか?


実は、アルミ形材の着色には一般的なペンキのような塗料ではなく、

陽極酸化皮膜処理(アルマイト)を経た後の

電着着色という高度な技術が用いられていました。


今回初めて知ったことですが、上記のような色の違いは、

一つの薬液に部材を漬ける時間の長さだけの違いで調整されていたのです。

(だからホワイトの建材だけは、塗料で塗装されているのかと理解出来ました。)


今回、表面処理されたアルミ部材を その薬液に浸していく様子を見学しましたが

あたためられた薬液から感じる湿度と、大きな音、

ケミカルな薬液の匂いが大変印象的でした。


独自の方法(※企業秘密)だったため写真撮影は出来ませんでしたが

ダイナミックに動き、かつ繊細に管理された体制で 天井から吊るされたたくさんのアルミ部材が

次々と着色されていく様子は迫力があって美しく、

工場の中なのに教会のようでした。


日本海側屈指の工業地帯である富山という土地で

連綿と受け継がれていった長年の知見と技術を見たように思います。


また、加工の際に散ったアルミの粉もすべて大切に回収し

工場内でリサイクルされているなど、

細部に創意工夫が凝らされなるべく環境にやさしく、低コストで、

かつ高クオリティな製品づくりを心掛けておられることが伝わってきました。



機械化のその先にある「人の誇り」


日本屈指の製造工場ですが全てが機械化されているわけではありません。 もちろん、工場内はその多くが高度に機械化されていましたが、

製品の「組み立て」「曲げ加工」「ラッピング」といった

品質を左右する重要な局面でこそ、

人の手による作業が不可欠となっていました。


重たい部材は二人一組で扱い、安全管理を徹底しながら

手早く正確にアルミを加工していく工程では

技術と経験を積み重ねた「職人」たちの確かな技術が光っています。


私たちは、お客様のご自宅にエクステリアを組み立てる人のことを

「アルミ職人」「金物職人」といった名称で呼んでいますが

工場内で繊細なエクステリアを加工・組立・製造している方々こそ

日本の誇る「職人」ではないかと感じました。


統制された工場環境はしっかりと整理整頓されていて、

ゴミのひとつも落ちておらず、キビキビとした社員の方々の動きからは、

三協アルミの一員としての高い自負とプライドが強く伝わってきました。


ラッピング形材(木の柄のアルミ材)の工場内では 接着剤の為の温度管理ひとつにも

その製造に携わる関係者みなさんの強い連携があり、

工場内の温度を変化させないよう

安定した品質の確保に対する徹底した強いこだわりを見ました。


作業内容のご説明をくださったスタッフのみなさまも

分かりやすく、安全に見学が出来るよう

とても丁寧に誘導してくださいました。


これらすべてが、

三協アルミの企業文化としての信頼性の裏付けだと思います。

私たちの仕事は、工場のみなさんの技術や熱意の先に

繋がっていると改めて実感し、身が引き締まるような気持ちになりました。


■【技術検証】カタログに載らない「頑丈さ」の秘密



どうしてそこまで…?「オーバースペック」な強度


(ここは雑学なので読み飛ばして大丈夫です↓)

カーポートに使用されているアルミ合金の規格は6063-T6


「6063」という数字はアルミニウム合金の種類。

化学成分がどれだけ入っているかの指標で、加工がしやすく、 かつ強いアルミニウム合金だということがわかります。


たとえば「1000」なら1円玉、「3000」ならアルミ缶というように

アルミニウム合金は強度や溶接性、熱膨張率などが 使用用途・加工品に応じて細かく分類されています。


「T6」という記号は、熱処理の時間の指標。

熱処理時間が長くその分、アルミの強度が増していることを示します。

何度で何時間、という細かい指標があり、アルミは熱処理の違いで圧倒的に強度に違いが出ます。


三協アルミ製品の標準的なエクステリア建材では「T5」が採用されていますが、

カーポートは「T6」という強いアルミで作られています。

T5とT6のアルミの強度を比較する実験コーナーでT6の板材におもりを乗せている弊社代表
T5とT6の強度の比較実験ができるブース。おもりをぶら下げてどのくらいで曲がってしまうかを実験します。左がT6です。
おもりを外した後、T6は元の形に戻ったが、折れたままになっているT5のアルミ板材
おもりを外してもT5は曲がったまま。強度のあるT6は元の形に戻りました。

(読み飛ばしはここまで)

…という

ここまでは、実は他メーカー(LIXIL、YKKAPなど…)と共通しています。


はっきりと違うのは三協アルミでは 更に他社と比較しても厚みで「オーバースペック」とも評されるほどの

強度基準を採用していることです。


LIXILやYKKの製品はということではありません。 国の定めた基準に対し、 単に三協アルミがオーバースペックということです。

三協アルミでは『「お得意先」「地域社会」「社員」の三者が協力し共栄する』という 三者協業の精神が基本理念のひとつとなっていて、 「三協」という名前の由来にもなっています


耐風圧の強さの基準とは別に、部材自体の耐久性や頑丈さを徹底的に追求されているのは、

地域とのつながりを特に大切にしている三協アルミが

雪国・富山で求められる強さに訴求した結果ではないかと想像しています。

事実として特にフェンスの耐風性能(揺さぶった時のガシャガシャ音など…)などでは

はっきりとした違いが見られましたので、 静音性にこだわりたい方は是非三協アルミ製のフェンスの採用を ご検討いただくと良いかと思います。

実際に私が各社の同型のフェンスを縦横ななめに振りまわして確認しましたので本当におすすめできます。


三協アルミ工場敷地内の展示場の様子
展示エリアは撮影可能。プランニングの自由度の高いX.スタイルは想像力を掻き立てられます。


三協アルミ工場内の展示場を見学する弊社代表
細かい部分も触って確認、メーカーの方に直接質問も出来てとても勉強になりました。


最終チェックは「人の目」が担う安心感


メッシュフェンスの製造ラインの見学をさせていただいた際

梱包段階では必ず定期的な「人の目」による検品が

行われる仕組みになっている様子を確認しました。


箱を組み立てる機械、

フェンスの柱をぴったり詰める機械、

テープを貼る機械などが

目にも止まらぬ速さでダイナミックにせわしなく作業をする中で


ソッ…と丁寧に紙の組立説明書を入れてくれた機械が

とても愛らしく感じ、ほっこりとした気持ちになりました。 (撮影禁止なので言葉でのご説明は難しいのですが…)


その中で、何ケースかに1つをラインに流さず、 梱包を開いて人がチェックできるよう 確認台に1ケースを持ってきてくれる機械がいました。


機械と人の知恵を組み合わせた厳格なチェック体制は、

大きな安心感がありますね。 私たちが現場で梱包を開くまでに、 何重ものチェックがあるという安心と、感謝を忘れてはいけません。


まとめ:三協アルミ工場見学から学んだ、

    お客様の「最も重要な選択」とは?

今回の三協アルミ工場見学を経て、

三協アルミ製品には研鑽された確かな技術力と 大きな企業努力があることが確認出来ました。


どの製品も品質、強度ともに申し分ありません。


今回の経験を通して、

私たちが最も強くお伝えしたい結論は


良質なエクステリア・外構工事は、

メーカーの製品の良し悪しよりも、

それを扱う工務店・エクステリアショップの 選定にかかっているということ。 それはお客様、メーカー様、製造に携わる方全てに リスペクトがあるかどうかということに他なりません。


素晴らしい食材が手に入っても、

その良さや風味を生かした調理方法が出来なければ

持ち腐れになってしまうのと同じです。


三協アルミ製品が持つ高い性能も、

その製品の特性や製造意図を理解し、

正しく設計・提案・施工できるパートナーがいなければ、

最大限に活かすことはできません。


私たちは、三協アルミの技術力を通して、

これからも皆さんの理想のエクステリア・外構づくりを サポートしていきたいと思います。


製品選びや施工に関するご相談も、ぜひ私たちにお任せください。



三協アルミイメージキャラクターのスマちゃんの着ぐるみ
イメージキャラクターのスマちゃん。ハピちゃんはこの日、有給休暇でお休みでした!残念…

さいごに、 三協アルミ様 貴重な機会を頂戴し、ありがとうございました。



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