【防災】台風シーズン前に知っておきたい!耐風圧性能で考えるカーポートの正しい選び方
- 7月19日
- 読了時間: 9分
更新日:4 日前
■カタログに書いてある「耐風圧性能」って?
毎年大きな台風がやってくる日本の夏。
去年より今年の方が台風が大きいような…、なんて
毎年思っているような気がします。
これからの季節、そんなニュースが流れてくると
「うちのカーポートは本当に大丈夫?」と
心配になってしまいますよね。
カーポートのカタログを見ると
必ず「耐風圧強度 秒速〇〇m/s」という数字が
書かれていることをご存じでしょうか?
多くの方はこれを見て
「うちのカーポートは毎秒34mの風まで耐えられるから、
天気予報で風速毎秒30mと言っていたし大丈夫!」
と安心してしまいます。
…が、ちょっと待ってください!
天気予報やニュースで発表される「風速30m」という数字は、「平均風速」。
一方、カーポートのカタログに載っている耐風圧強度は、「最大瞬間風速」。
最大瞬間風速とはつまり、突発的に「ビュン!」と吹く風の強さ。
お天気予報で報じられる平均風速は
10分間の平均をとった風の強さを表しています。
そのため、「平均で風速30m」であっても
実際には瞬間的には10mのこともあれば
最大では40mだったり、50mだったり…
それ以上だったりする可能性も十分あるのです。
📊 風の強さと実際に起こること
では実際に、風速の範囲ごとに
大体どれほど危険な状態になるのかを調べてみました。
ニュースで報道される 風の強さ・気象用語 | 平均風速 ※天気予報の基準 | 瞬間風速 ※カーポートの基準 | ⚠️ 実際に起こること⚠️ |
「強い風」 | 15〜20 m/s | 20~30 m/s | ・風に向かって歩けなくなる。転倒する人も現れる。 ・電線が揺れ、看板やトタン板が外れ始める。 ・高速道路を走行中、横に流される感覚が分かる。 |
「非常に強い風」 | 20〜30 m/s | 30~40 m/s 【耐風圧強度】 LIXIL:ネスカ・フーゴ 三協アルミ:スカイリード・ニューマイリッシュ YKK:エフルージュ | ・何かにつかまっていないと立てない。非常に危険。 ・細い木の幹が折れたり、根の浅い樹木は倒れる。屋根瓦が落下し、ビニールハウスも破れてしまう。 ・下道でも真っすぐ走れず車の運転が困難になる。 |
「猛烈な風」 ※命に係わる危険な暴風 | 30〜40 m/s | 40~50 m/s 【耐風圧強度】 LIXIL:カーポートSC、カーポートSW 三協アルミ:ビームス YKK:プレーンルーフ・ジーポート | ・歩くことすら出来ない。屋外で行動できない。 ・樹木が倒れ、電柱や街灯、ブロック壁、木造住宅が倒壊し始める。 ・トラックが横転する。 |
【ご注意】
この表の平均風速と最大瞬間風速はあくまで目安であって、
20〜30 m/sが平均風速の場合でも、突発的に最大瞬間風速40~50 m/sの風が吹くことがあります。
さて、大体のイメージは湧いてきたでしょうか? お天気予報で「風速は毎秒30mです」と報道されていたら、
思ってたよりも危険な状況だということがお分かりいただけたと思います。 ちなみに毎秒30m=時速108㎞なのでイメージは高速道路で窓を開けた時くらいの強風でしょうか。
■ 加古川市周辺(兵庫県南部)ならどのカーポートを選んだらいいの?
建築基準法で、
地域ごとに風の強さの基準風速=Vo(ブイオー)が定められています。 基準風速というとなんだか少しわかりにくい言葉ですが、 全国で市町村ごとに
「基準風速以上の耐風圧のカーポートを選択してくださいね」という、
最低ラインが定められていると思ってください。
BracEのある加古川市を含む兵庫県南部では、
Vo=34m/sに設定されています。
(兵庫県南部の西側、及び中部~北部地域は32m/sです)
実は2026年現在では
耐風圧強度が秒速34mを下回るカーポートを
見つけるほうが難しいくらいですが、
既に何年も前からカーポートが建っているお家の方は
一度当時の資料を確認しておきましょう。
BracEでは、日ごろから風が強いと感じておられるお施主様には 耐風圧強度を高くする方法をご提案しています。
例えば、三田市や神戸市北区などの山あいの地域ですと、
高台の敷地で山肌を一気に吹き上げてくる強い風が当たるお家があります。
また、住宅地の角地なども
周囲の建物に遮られないため
風の影響をダイレクトに強く受けやすいと言えます。
周辺が麦畑になっている加古郡稲美町や、
ニュータウンを建設中の加古川市などでは 角地でなくても周囲が開けているため
しっかりと風の影響を受けるだろうと考えられます。
こうした風の通り道になりやすい立地にお住まいの場合は、
地域の基準風速をそのままなぞるのではなく、
もうひとつ頑丈なカーポートを選ぶのが、
のちの後悔を防ぐ大切なポイントになります。

■ 心配な立地でのカーポートへの強風対策!
「出入りしやすくてすっきり使いやすい
片屋根のカーポートにしたいけど、やっぱり台風が心配……」
そんなときは、 BracEではまず最初に「着脱式サポート柱」のご提案をしています。

普段は取り外して柱の隅に収納。すっきりと使えて、
台風のときだけパッと取り付けるオプションの柱です。
どんなカーポートにも基本的に設定されているオプションで、
これだけでも強度は大幅にアップします。
その他、もしご予算に余裕がある場合は、
予め構造自体のランクを上げる場合もあります。
例えばLIXIL製品であれば、
ポリカ屋根のカーポート「フーゴ」(耐風圧36m/s)に対し、
「耐風圧パッケージ」を選択すれば耐風圧性能が38~46m/sまで向上します。
※選択する機種による
さらに、もうワンランク上の頑丈なアルミ形材屋根のカーポート、
「カーポートSC」(耐風圧42m/s)へ変更するのも◎
■ ポリカ屋根は「わざと飛ぶ」?
「台風でカーポートの屋根パネルが飛んでしまった!」
という話を聞いたことはありませんか?
ご安心ください。
それはカーポートがきちんと仕事を果たしている証拠なんです。
実は、ポリカーボネートの屋根パネルは、
猛風が吹いた際には、本体の骨組み(アルミの柱や梁)を守るために
あえてパネルだけが先に外れて飛ぶように設計されています。
屋根が風をガッチリ受け止めすぎて、
柱が根本から倒壊して
人やお車が下敷きになってしまうのを防ぐための、
実は大切な安全対策なのです。
そして外れた屋根パネルはなぜか絶対に見つからないのが、エクステリア業界あるある。
パネルは無くなってしまっても
また新しく張りなおすことが出来ます。
一方で、カーポートSCやプレーンルーフのような「アルミ形材屋根」や
ジーポートのような「折板屋根」は、 屋根全体が金属の塊なので非常に頑丈。
パネルだけが飛ぶということはまずありません。
ただし、そんな屋根が耐えられないほどの暴風が吹くときは、
すでに周囲の樹木が倒れ、よその看板や外壁材が広範囲にわたって飛散し
最早何が飛んでくるかもわからないような状況です。
カーポート自体の強度も大切ですが、
「どこからか飛んできた飛来物が当たって凹む」
「想定外の衝撃で倒壊する」といったリスクは、
どんなカーポートであっても同じ。
お車へのダメージも同様です。
現代の異常気象ではどうしても考慮しておかなければなりません。
■ 台風直前に慌てないために!
台風が近づいてくると、慌ててネットで対策を調べる方も多いかと思います。
しかし、実は良かれと思ってやった対策が、
かえって大事故を引き起こす原因になることもあるかもしれません。
ここで、台風前に絶対にやってはいけないNG行動と
事前に注目しておきたいチェックポイントをまとめました。
❌ 実は危ない!台風時のNG対策
ロープなどで屋根をぐるぐる巻きにして固定 「屋根パネルが飛ばないように」としっかりとロープやブルーシートで 縛ったり覆ってしまうことはNGです。 ポリカ屋根は「本体を守るためにあえて飛ぶ」設計になっています。 無理に固定すると風の逃げ場がなくなり、
カーポートが柱ごと根本から倒壊するという最悪の事態を招きかねません。
台風が上陸してからサポート柱を取り付ける 風が強くなってきてから 「やっぱり心配だからサポート柱をつけようかな……」と 外に出るのは絶対にやめましょう。 女性でも取付が可能なサポート柱ですが、それでもそれなりに重いです。 2m以上の高さにある金具に上手にはめ込み固定する動作の中で、
風にあおられて大怪我をする恐れがあり大変危険です。 必ず台風が来る前の風が静かなうちに設置を完了させておくことが大切です。

サポート柱の金具は2m以上の高さの屋根の縁に。
⭕ 台風前に注目・実践しておくべきポイント
サポート柱は「前日」までにセットする 着脱式のサポート柱をお持ちの方は、 必ず前日などの安全な時間帯に取り付けてください。 地面に設置しているサポート柱の取付金具が 落ち葉や土で埋まってしまっていることがあります。 お掃除に思わぬ手間がかかるかもしれませんので、 できるだけ早め早めに行動しましょう。

受け金具はゴミが溜まります。 長年使っていなくて、柱のネジがサビて回らなくなっていないかも、 平常時から時々チェックしておきましょう。
屋根パネルの「揺れ・浮き」を事前に確認しておく 「風が吹くとパネルがバタバタと音がする」 「外れかかっている」という 違和感がある部分はありませんか? ネジや金具が緩んでいると想定外の微風でも 簡単にパネルが飛んでしまうかもしれません。 確認方法が分からない場合は遠慮なくBracEへご相談を!
割れたパネルは事前に撤去する もし、すでにカーポートの経年劣化が進んでヒビが入っていたり、 2024年に加古川市周辺を襲った雹被害の影響で
割れたポリカがそのまま残っている場合。 暴風域に入る前に、あらかじめ屋根パネルを撤去しておくという対策もあります。 もちろん、パネルのみの貼り替えも受付していますので これを機に貼り替えをご検討の方もぜひBracEへご相談ください。
■大切な愛車とお家を守るために
カーポートは台風のときには大きな風の抵抗を受ける「巨大な傘」の役割を果たします。
ただ金額やデザインだけで決めるのではなく、
「お家の建っている場所は風が通りやすいか?」
「万が一の突風にどこまで耐えられるか?」
のリスクを天秤にかけ、
建てる前に性能差をしっかりと見極めることも非常に大切です。
BracEでは、現場で作る職人の視点から、
お施主様のご自宅の立地条件や周辺環境を拝見した上で、
安心して長くお使いいただけるカーポートをご提案します。
これからの台風シーズンに向けて、
カーポートの新設やリフォーム、補強をお考えの方は、
ぜひ一度お気軽にご相談ください!
どんな小さなご相談でも、お気軽にお問い合わせください。
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